Roger Waters "Flickering Flame the Solo Years Volume 1" ('02)

A Collectors Limited Edition including Two Rare Demo Recordings

1 Knockin' on Heaven's Door (4:07) (Bob Dylan)
2 Too Much Rope (5:12)
3 The Tide is Turning (After Live Aid) (5:25)
4 Perfect Sense Part I & II (7:22)
5 Three Wishes (6:49)
6 5.06 AM (Every Stranger's Eyes) (4:48)
7 Who Needs Information (5:55)
8 Each Small Candle (8:35)
9 Flickering Flame (new demo) (6:45)
10 Towers of Faith (6:52)
11 Radio Waves (4:31)
12 Lost Boys Calling (original demo) (4:06)


これを「ベスト・アルバム」と称するけど、ちょっと???だ。
確かにソロ作から選曲されてはいるけど…。
ベストって基本的にヒット作が集まったものってイメージがあるので。
この中からシングル・カットされたのは多分"Radio Waves"と"The Tide is Turning"ぐらい(とオールミュージックさんが言っている)。
なので、ベストってどうもね…違和感がある。
もう一つ違和感があるのはベストというのは大概にして曲の寄せ集めなんだけど、このアルバムは驚くほどにトータル性がある。
まるで、全てがここにあるべくしてあるかのような流れを構築している。
なので、敢えてこのアルバムを呼ぶなら「コレクション」とかなら良い感じっぽい。
本作にSnowy Whiteが参加しているので色めき立ったが、参加している"Perfect Sense Part I & II"と"Each Small Candle"はライブ盤"In the Flesh"からの音源。
この"Perfect Sense"の冒頭は映画「2001年宇宙の旅」のHALの声。船長がHALのスウィッチ(?)を一つずつ落としていくシーンだったかな?
コンピューターが「I'm afraid」って言うね。。。
女性ヴォーカル陣Katie Kissoon、Susannah Melvoin、PP Arnoldが素晴らしい。



冒頭はBob Dylanであまりにも有名な曲。
"Too Much Rope"と"Three Wishes"は"Amused to Death"から。アディショナル・ギターにSteve Lukatherの名前がある。
"The Tide is Turning"、"Who Needs Information"、"Radio Waves"は"Radio K.A.O.S."より。アメリカのFM曲って「K.A.O.S.」のように「K.○.○.○.」みたいな表記が多いんだよね。Wで始まる局とKで始まる局があったと思う。
"5.06am"は"The Pros and Cons of Hitch Hiking"から。ギターはEric Clapton
"Towers of Faith"は映画「風が吹くとき」から。
[ロック雑感:プログレってナニ?][V.A.]When the Window Blows (’8 - Food for Thoughts、Candy for Ears
"Lost Boys Calling"は映画「海の上のピアニスト」から。オリジナル・デモとあるようにサントラのバージョンとは違う。
で、そのサントラの方はEddie Van Halenがギターソロを入れていて話題になった。



ソロ作が出ていないのでVolume IIとかまだ先そうですねぇ。
来年はThe Wallツアーやるって言ってるし。
新作が聴きたいなぁ、と私は思うんですけどね。。。