Carlos Santana & Buddy Miles! Live! ('72)

前回のTheme's ParkのアップデートからSantanaの小部屋を新設してみた。Santanaというとホント子供の時からお世話になっている。
子供の時から例えばTito Puenteの"Oye Como Va"とかオドケテ踊るには楽しいわけですよ。



Santanaという人は非常にフットワークも軽く、何でも取り入れてしまうところが凄い。
キャリア当初こそブルーズ(ロック)とラテンの融合みたいな感じで始まっているけど、それはSantanaがギタリストだった故の帰結、というか。パーカッション・プレイヤーだったりホーン・プレイヤーなら普通にジャズとの融合を目指して普通にラテン・ジャズを演っていただろう。ブルーズに目を向けてPeter Greenに会ってバンドがバラバラになりそう、とか言われて「じゃぁオレたちとジャムしようぜ。オレたちは別に秘密主義じゃないから。誰でも(ここにいて)プレイして良いんだぜ」って。そこで教わったのが"Black Magic Woman"。これを気に入ったGregg Rolieが1年がかりでバンドを説得してカヴァーすることになった、と。そこにハンガリアンのGabor Szaboと組合わせてしまうのもSantanaの懐の深さか。
72年のSantanaというとJohn McLaughlinと出会い、スピリチュアルな出会いと音楽的にもジャズを再発見していた時。
John McLaughlinの"Devotion"('71)に参加していたBuddy Milesとツアーに出たSantana。
オープニングはその"Devotion"に収められていた"Marbles"から。

Carlos Santana; Guitar
Buddy Miles; Drums, Lead Vocals
Luis Gasca; Trumpet
Coke Escovedo; Timbales
Gregg Errico; Drums
Neal Schon; Guitar
Ron Johnson; Bass
Robert Hogins; Organ
Victor Pantoja; Conga
Hadley Caliman; Sax & Flute
James MingoLuis; Conga
Michael Carabello; Conga


1 Marbles (4:18) (John McLaughlin)
2 Lava (2:10)
3 Evil Ways (6:36) (Cal Tjader)
4 Faith Interlude (2:13)
5 Them Changes (5:50) (Band of Gypsys)
6 Free Form Funkafide Filth (24:54)
で、このビデオ。
"Changes"とか"Them Changes"とか表記が分かれるんだけど、Band of Gypsys時代の曲。

正直Buddy Milesがギター持って出てくるとは思わなかったよ…。
それにしても圧巻はやはり最後の24分にも及ぶジャムか!?



Band of Gypsys "Live at the Fillmore East" ('99)

Jimi Hendrix; Guitar, Vocals
Billy Cox; Bass
Buddy Miles; Drums, Lead Vocals 1-7,2-3,2-6


Disc 1
1 Stone Free (12:57)
2 Power of Soul (6:19)
3 Hear My Train A Comin' (9:02)
4 Izabella (3:41)
5 Machine Gun (11:35)
6 Voodoo Child (Slight Return) (6:02)
7 We Gotta Live Together (9:56)
Disc 2
1 Auld Lang Syne (3:54) (Traditional)
2 Who Knows (3:56)
3 Changes (5:39)
4 Machine Gun (13:37)
5 Stepping Stone (5:20)
6 Stop (5:43) (Sam & Dave)
7 Earth Blues (5:58)
8 Burning Desire (8:24)
9 Wild Thing (3:07) (The Troggs)


Santanaという多彩な音楽的要素を持つ人のホンの一角を見せる好ライブ盤。
Jimi HendrixとSantanaというWoodstock組が魅せた邂逅。