Talon@公園通りクラシックス 4th March 09

プログレとかって言っていたら、怒られちゃうよね、きっと。
ジャズ?で良いのかな?

行って参りました、Talon
Koto Power Trioの名の通り。今回は坂田明(sax、cl)を迎えて。
向かって左に筝が2台。確か手前が20弦だったような。奥が17弦かな。
筝って非常に美しいフォルムを持った楽器なんだなぁ、と。
生きているみたいな艶感がありました。
右に本田珠也のドラム。



7時半開演。
音、音、音の壁
そんな中でも、サウンドに懐かしさを感じる不思議さ。私、あんまり即興とか前衛とか積極的に見に行く方でも聴きに行く方でもないんだけどな。
筝の音ではなくて、どちらかというと、アンサンブル。
そして、坂田明サウンドって、ブルースだよね。カタカナのブルース。昭和って言葉が良いのか悪いのか、判らないけど。
きっと、そこらへんが懐かしさを醸し出したのではないか、と。
前に外国の方が座っていたんだけど、どんな風に聴こえたのかな?
私のバックグラウンドとリンクして「懐かしさ」というキーワードが出てきたんだけど、違うバックグラウンドを持つ彼らにはどんな風に聴こえるのだろう?ってちょっと考えてしまった。



やっぱり主役は八木美知依の筝。
ドラム・スティックを弦に挟んで、更にドラム・スティック二本で弦を叩いたり、挟んだドラム・スティックを叩いたりした時のサウンドは、和製アコースティック・チャップマン・スティック(ややこしいね、ごめん)。
大きな筝を前に右に左に正に縦横無尽に筝を弾く姿に圧倒される。



八木美知依 箏の次第: 殺しの烙印 powered by ココログ
ここでも紹介されているんだけど、「殺しの烙印」では坂田明と本田珠也のダイアログ付き。



当日はPeter BrotzmannとPaal Nilssen-Loveとのトリオのライブを購入。
Jim O'Rourkeがミキシング&マスタリングを担当している…。びっくり…。
サイン頂きました。




これはナスノミツルとの共演バージョン。



サインを頂いた時、ちょこっとお話をさせて頂きました。
Steven Wilsonのソロに彼女の名前を見なければ、縁はなかったかもしれない。そういう意味では日本のシーンを再発見させてくれたSteven Wilsonには感謝。また機会があれば是非見てみたいと思います。