King's X "Live & Live Some More Dallas '94"

King's Xについて書く、ってのは唯事では済まない私である。
Theme's Parkでも取り上げている。
King's Xとの出会いは某メタル雑誌B!誌のレコードレビュー。輸入盤のセクションに綺麗なジャケットが掲載されていた。

気にはなっていたものの、流石にジャケ買いをする程の金は持ち合わせていなかった。そしたら、数日後、多分、Sony Music TVだと思うんだけど、"Shot of Love"のプロモが流れた。ヴィジュアル・インパクトも相当だったけど、まずは、そのビートリーなコーラス。そして、シタールを持ったTy Taborにやられた。
これはタダ者じゃない!と。翌日、すぐに大手輸入盤店へ買いに走ったのは言わずもがな。
King's Xを評する時、よくミュージシャンズミュージシャンみたいな言葉が使われる。個人的には大嫌いな言葉なんだけど、本当にミュージシャン仲間には愛されているバンドである…。

Kip Wingerは私が覚えている限りでは、Wingerの2nd発表時ぐらいから、King's Xに対する敬愛を表明していたミュージシャンの一人。
The MobもWinger的楽曲にDoug Pinnickが歌っただけ、っていう感じだと最初思っていたんだけど…そんなに浅はかな品物じゃぁないね。その内、Theme's Parkでも取り上げます。

Billy Sheehanもそんな一人。そういえば、Mr.Bigの訳の判らない企画盤"Influences and Connections"でも"Take Cover"のカバーにDoug Pinnickが呼ばれていたね。
Dream Theater関連ではDoug Pinnickの"Falling into Infinity"での参加やTy TaborのPlatypus等のコラボレーションもある。
Doug Pinnickの交友関係も凄いものがある。

最初のソロであるPoundhoundでは"Blind Eyes"の共作者にSlyことSylvester Stewartの名前が。びっくりしたよ。






SupershineではTroubleのBruce Franklinと組む。
このアルバムでは暴走列車の"Shinin' On"のカバーが含まれている。そういう音なわけです。




そんなKing's X、去年07年、King's Xはついにアーカイブを出し始めた。

94年のライブ。"Over My Head"でのDoug Pinnickのヴォーカル・プレゼンテーションはこの頃から既に全開だったんだね。
Woodstockでも中間セクションにメッセージを入れていたけど、ここでも同じものが聴ける。
私が初めてKing's Xのライブを観たのは"Tape Head"に収められているThe Galactic CowboysのWally FarkasがVoで飛び込んだ時のライブ。
あの時、初めて"Over My Head"のイントロ・パートを聴いたんだけど、鳥肌が立ったね。足もガクガク震えてしまった。
パワーがね、凄まじいって。その後のベスト盤が出た後のツアーが私が観た最後のライブ。
勿論、今でもライブ・バンド。徹頭徹尾、ライブバンド







新譜、もうすぐらしいっすね。