F1とQueenと映画

まずは、これ。

去年、F1ファン及びQueenファンの顰蹙を買った某局のF1番組のオープニングである。
最初に某局がオープニング・シークエンスにBrian Mayを起用、という話が出た時、ファンは少なからずとも期待した(はず)。
Queenは映画のサントラも多く手掛けているし、こういうのは合っていると思ったしね。
そしたら…まさかFlashのテーマとはね…。これは意表を突いた?という見方もあったけど…個人的には
Brian Mayってばビジネスマンなのねん」と思った。
Queenの全カタログの中で、多分最も売り上げが少なさそうなアルバムから曲をピックアップして、そのアルバムを紙ジャケ(で出ているのかどうか知らないけど、つまり日本って事ね)で売ってしまえ!的な
そういうのを感じたのも事実。
まぁ、あのオープニングを見た多くのファンは「某局、センス悪すぎ!」と非難囂々だった。
狙いは判るんだよ。「Flash Gordon」自体、30年代のアメコミだからして。あんな感じではある。

こんなんだものさ。
私と同世代の人は、この映画の印象が強いだろうね。

そしたらさ…去年07年8月にアメリカでFlash Gordonのリメイクがあったのね。

からして、センス云々は抜きにしてBrian Mayや某局の狙いは判った。



某局はその昔、「プロ野球珍プレー好プレー」という番組も持っていた。これ、好プレーの時の選曲が結構良かったんだよねぇ。
だから、個人的にはそれなりに期待した。だってQueenだし。スピーディーでロックな曲、多いじゃない?
これとか

これは?個人的にこれなんか大好きなんだけどな。

これもある

この映画は、戦闘機乗りのお父さんが敵に捕まったのをパイロットの卵である息子が戦闘機に乗って救出に行く、というトンでもないストーリーだったと思う。
次、これ





でもさ、Queenで映画、スピーディーな曲って言ったら、これだよね。西洋チャンバラの金字塔。
映画は3部作。しかも繋がっているのかいないのか良く判らない展開。TVシリーズも作られた。そして、これも去年アニメが出たらしいんだよね。
THERE CAN BE ONLY ONE

ちなみにこのセットに使われているビルの屋上は実際にNYCマンハッタンの脇を流れるイーストリバーに架かっているクィーンズボーロー・ブリッジのすぐ側にある建物。

これがTVシリーズ。ロックスターも多く出てました。これはRoger Daltrey(The Whoのヴォーカリスト)。
因に、もう一つのキーワードが
IT'S A KIND OF MAGIC

12月の終わりにQueenの"News of the World"の感想を書いたんだけど、本当にこの"Kind of Magic"とどっちを選ぶか悩んだね。



そんなQueenもPaul Rodgersと演ってみたりもしていた。あれはあれで、正直、聴くのに凄い勇気が要ったけど、聴いてみたら、まぁ、拒絶反応は思ったほどなかった。ただ、Queenが全キャリアから全力投球しているのに対してPaul Rodgersは70年代のヒットしか持っていないのが悲しかった。せめて、"Muddy Waters Blues"ぐらいやれば良かったのに…とは思った。あれじゃ、懐メロ・シンガーに成り下がっていねえか???と思ったら、Paul Rodgers、ちゃんとBrian Mayとかと新曲を書いてスタジオにいるらしい、というニュースを聞いて、ちょっとだけホッとしている。