Queensryche;困惑

まだ市場にLPが出回っていた頃。
メタルファンの間でも、「やっぱLPでしょ」という声は強かった。
CDの登場により、旧譜の再発がドンドン進み(それは今の紙ジャケの比ではなかったはず)、お値段もそれなりのラインナップでロックファンは嬉しい悲鳴をあちこちで上げていた。
それでも新譜はLP、が定番だった頃。
Queensrycheが強引な手法でファンに提示した作品が"Operation Mindcrime"。
流石に、この作品はデジタルで聞かないと意味がないんじゃないか?とまで言われた。
こんな風に論じられた作品って、それこそ"Operation Mindcrime"ぐらいじゃないか?
そんな名盤の後にQueensrycheが出したのが"Empire"。
私も期待していたし、事実、非常に楽しめた。やっぱ、Queensryche、凄いな、と。
途中までね。





もう、最低、これ。信じられない!!!
全てをぶち壊してくれたのは、何を隠そう"Silent Lucidity"。
当時、Queensrycheは大手マネージメント会社にも所属していた。レーベルからのサポートだってしっかりしていたはず。
なのに!!!あぁぁぁ、それなのに!!!
私がスタッフだったら、絶対にこの曲は入れさせなかった!



だって、こっちだって、好きだったんだもの。






これのせいで、私はちょっと凹んでいる。
Queensryche好きなのに…。これは流石にないでしょ…。
100万歩下がって、偶然に似たような曲が出来てしまった、としよう。
別に、そう言われた、言われたで、私は信じる。
でも、それと実際に収録してしまうのでは、やっぱ違うだろ、と。
だから、私がスタッフにいたら、絶対に、この曲はボツ。



おまけ