Deus Ex Machina "Impăris" ('08)

Deus Ex Machina、直訳すると「機械仕掛けから出て来る神様」となるらしい。
調べてみると元々は演劇から来た言葉らしい(ふーん)。
収拾がつかなくなるとどこからともなく神様が出て来て、丸く収める、みたいな。
なんで機械仕掛け、かというと、多分クレーンなりで吊っていたんじゃないか、と。神様だから高いところにいた、ということみたい。そういう舞台装置を作っていたから、「機械仕掛け」なんでしょう。
それから、文学などでも、神様が出て来てチャンチャン♪、みたいな。言葉は悪いけど、ご都合主義的な?そういう手法に使われるみたい。
deus; 神様
machina; 機械
で、結構重要なのが実は「ex」じゃないか、と。「ex」は「外」という意味。
インテリア(内装)に対してエクステリア(外装)
インプレッション(印象)に対してエクスプレッション(表現)
だから、「機械から出て来る」という風になる。もしくは「機械の外にいる」、という風にも取れそう。
この手法(神様が出て来てチャンチャン♪)で有名なのは「ファウスト」かも。

因にこの「Faust」。ドイツ語で「拳骨」という意味もあるみたいだけど、それはただの偶然で語源はラテン語のFAUSTUS(好運)から来ている。ゲーテが書く前から伝説上の人物として劇などで取り上げられる事の多いキャラクターだったみたい。読んでみたけど、私の小さい脳みそだと今三つぐらいピンとこなかった…特に第2部。そもそもなんであの台詞を言ったんだ?何か数回読み直さないとダメかも…2部は。
あのメフィストフェレスってのは凄く愛嬌のあるキャラでイメージが違って面白かった。
ジャーマンロックの方はよく知らない。。。やっぱり1stから聴くべき?


閑話休題
で、Deus Ex Machina。

"Impăris"にはライブDVDが付いている。
Paris Live Concert
1 Rhinoceros (9:39)
2 La Diversità di Avere un'Anima (8:21)
3 Giallo Oro (11:13)
4 Dove Non Puó Esserci Contraddizione (10:04)
5 Il Pensiero Che Porta Alle Cose Importanti (7:46)
6 Cosmopolitismo Centimetropolitano (drum solo) (5:09)
7 Cosmopolitismo Centimetropolitano (11:56)
Interviews
1 DeM speak (22:30)
2 Fabrizio plays (Giallo Oro) (5:44)
Extra
1 Paris backstage (6:00)
2 Excerpts fromManresa, Spain (16:55)
Il pensiero Che Porta Alle Cose Importani
Cosmopolitisimo Centimetropolitano
3 Excerpts from Chapel Hill, USA 1996 (9:27)
Ad Montem
Hostis
4 Excerpts from Italian TV, 1996 (4:20)
Res Publica II
5 Ad Montem, 1993 videoclip (4:56)


ライブの方はずいぶんと成熟したなぁ、という印象。
そのあたりはExtraに収められている96年のProgDayでの演奏とか見てもらえれば、判るかと。。。
まぁ、比べちゃうのも何だけど…やんちゃっ子的なイメージがあったんで。
私がDeus Ex Machinaを見たのも、この時かな???ProgDayではなくて、Orion Studioで見たんだけど。


イタリア語はさっぱりちんぷんかんぷんなので何を歌っているのか判らないけど…
ジャズロックをベースに熱いヴォーカルが被る。会場はLe Triton。Le Tritonアーカイブを見るとライブをしたのは06年5月31日みたいですね。