Mike Portnoy Speaks

とりあえず、前半。
(もう眠いので、これ以上は無理。続きは明日にでも)
http://www.roadrunnerrecords.com/blabbermouth.net/news.aspx?mode=Article&newsitemID=145872



Q: あなたは単なるドラマーではありませんでしたよね。(Dream Theaterの)中心で牽引してきました。もうDream Theaterのメンバーではなくなったというのは何が起こったのでしょうか?

P: どうまとめて言えば良いのか判らないけど、前に進むために辞めなくてはならない立場に置かれてしまった、ということなんだ。Dream Theaterを愛しているし、メンバーを愛しているし、25年間もの間オレのベイビーだったわけだ。ただ、オレはDream Theaterから離れる必要があったんだ。オレが出したプレス・リリースを読んでみんな誤解したみたいだ。「もしも休みが必要ならなんで他のグループでプレイしているんだ?」。プレイそのものやツアー、他のプロジェクトの活動から休む必要は全くないんだ。オレは本当にDream Theaterそのものも休みが必要だと思ったんだ。ここ12年から15年の間、作曲ーレコーディングーツアーというサイクルにハマってしまっている。既に今の時点で20年もの間だ。本当の意味での休み無しで。だから、何て言うか…このパターンから抜け出す必要があったんだ。そして、これは何も一晩で思い付いたという訳じゃないんだ。つまり、去年から考えていたんだ。その時からそう感じていた。Progressive Nationツアーを去年の秋にヨーロッパで行なって、その時にもメンバーに「2010年はこんなにツアーをしないようにしよう」と提案したんだ。次の春に米ツアーがあって、その案は台無しになってしまった。このサイクルを立て直して、この同じパターンを崩す必要があったんだ。なぜなら、このサイクルによって新鮮味を感じられなくなってしまったから。外に行って他のプロジェクトをやるのは、とてもレフレッシュ出来たんだ。そしてDream Theaterに戻って来たかったんだ。その音楽を愛しているし、メンバーは兄弟で愛しているから。また燃えるような火を付ける為にお互いから少し離れる必要があると思ったんだ。去年の秋に戻るけど、そう感じて、Transatlanticで春にツアーをして、その時にも何人かに同じ話をしたんだ。そして、夏にIron Maidenとツアーに出て、同じ事が頭をよぎった。それでついに他のメンバーに提案したんだ。「少し休みを取らないか?何年もノンストップで来たし、数年中断するのはオレたちにとっても良いと思うんだ。そしたら、みんなのバッテリーにもリチャージ出来る機会が出来るし、再びインスパイアされると思うんだ」と。でも他のメンバーはオレに同意しなかった。彼らは進みたがったし、1月にニューアルバムを作りたがった。でもオレは本当にこのブレイクがみんなにとって良い方向に向かうと強く思ったんだ。でもオレたちはそこで意見が分かれた。それで、基本的に…つまり…この話合いの後、1週間オフを取って考えることにしたんだ。そして、彼らはオレの意見を聞きたくない、ということになった。彼らは本当に1月になったら新譜の制作に入りたがった。オレがいようといまいと。もし1月にスタジオに入るように強要されたら、自分に心を込めることは出来ないと思った。フリだけして、心の奥底ではこんなことはしたくない、本当は休みたいんだ、と感じながらやる羽目になると思ったんだ。そういうことなんだ。
基本的に、自分の意に反して1月にスタジオに入ってアルバムを作るか、みんなにさようなら、と言うかのどちらかを取らなくてはいけなかった。だから、さようなら、と言う事にしたんだ。人生で最も辛い決断をしなくてはいけなかった。本当に悲しんだ。メンバーも悲しんでいる。本当に変なんだけど、誰もこんな事を望んでいないんだ。でも、これが起こった事だ。

Q: あなたは辞めたくなかった。他のメンバーも辞めさせたくなかった。ただ、あなたが今までの人生をかけてきたバンドの方向性で同意しなかった部分が他のメンバーとあった。結果4対1で、彼らはあなた抜きで続けて行く、と。

P: そういう事だ。オレだって辞めたくはなかったし、彼らも辞めて欲しくなかったんだ。でも、こうなってしまった。これが唯一彼らが幸せに前進出来る方法で、オレもそうなんだ。凄く奇妙な分かれ方だけどね。お互いがお互いをまだ好きなんだから。John Petrucciから今まで受け取ったことのないような素晴らしいメールを受け取ったし、Jordanからもだ。彼らはオレのことをいなくて淋しいと思っているし、悲しんでいてくれている。オレも悲しいし、心が千切れそうだ。だけどオレたちの非常に強くお互いの意見に同意していないんだ。オレは本当に2、3年オフにすることで再充電出来ると信じているんだ。他の例えばSoundgardenAlice in Chains、Jane's Addiction、PhishRage Against the Machineと言ったグループみたいに。これだけの長い期間、強力な状態で続いたら、ブレイクを取って、もっと大きく、もっと良くなって帰って来れるんだ。オレはDream Theaterにそれを望んでいたんだ。そういう道のりを一緒に辿りたいと思ったんだけど、実現しなかった。

Q: Avenged Sevenfoldとプレイすることや他のプロジェクトでも良いですが(あなたはホントにいつも忙しくクリエイティビティに溢れていますが)、他の事をすることが、Dream Theaterであろうとなかろうと、この決断を下した事に関連していると思いますか?

P: さっきも言ったけど、オレの本来の考えとは全く関係ないんだ。去年の秋にはメンバーと話している。その時にはThe Revも生きていたし、Avenged Sevenfoldとも何の繋がりもなかった。去年の9月10月には感じていた事だからね。Witherのビデオを見たら判るけど、オレはMikael ÅkerfeldtかDamon Foxとツルんでばかりいる。その時にすでにDream Theaterの他のメンバーと距離を取っていたんだ。その時には既にそういう気持ちがあったんだ。だからこの決断はAvenged Sevenfoldは全く関係ないよ。2010年に入ってHail!と幾つかショーをやって、Transatlanticとツアーを数ヶ月して、Avenged Sevenfoldとツアーを始めた。Avengedだけでなく、全てのこの3つのプロジェクトで、どれも同じくらいにとても居心地が良く、ハッピーでレフレッシュ出来た。MeidenとのツアーでDream Theaterに戻った時、Dream Theaterの5人との間はちょっと緊張した感じだった。みんなお互いを見るのもうんざり、という感じで。みんな違うドレッシングルームにいて、一緒に行動することもなく、さっきも言ったけど、Witherのビデオを見たら判るよ。そういう緊張感が判るよ。25年も一緒にいたら、そういう状態にもなるさ。お互い愛しているし、兄弟だと思っているし、家族だ。でも、お互いに気持ちが離れて、お互いスペースが必要になるときもあるんだ。オレはそう感じていたんだ。正直にそれが本当にAvenged Sevenfoldと一緒になる前に沸き上がっていたんだ。でも、Avenged Sevenfoldとの経験がオレの目を開けてくれた、というのはあると思う。それはTransatlanticのツアーもそうだし、Hail!のショーでもそうだ。こんなにも新鮮な関係を持てるんだ、と目を覚ましてくれたんだ。何て言うか…とても難しいし、誤解して欲しくないんだ。Avenged SevenfoldのためにDream Theaterを離れた訳じゃない。オレはAvenged Sevenfoldのメンバーじゃない。ただ一緒にツアーをして彼らを助けるだけだ。そして、とても良い時間を過ごしているよ。ただ、Dream Theaterのメンバーとして1月にスタジオに入って心の底からプレイ出来ない、ということなんだ。ブレイク無しで。今、Avengedとの状況は、ただ一緒に乗り切ろうとしているんだ。彼のバンドにはドラマーがいなくて、オレはバンドがないドラマーで。何も決めていないし、話し合ってもいない。今はただ彼らとプレイするだけで、その先はこれからどうなるか見てみるよ。

Q: 初めてこれを聞いた時、ファンも同様だと思うのですが、Dream Theaterの他のメンバーもやはり同じように「彼は他のバンドでもプレイしていて、オレたちとやらなくてはいけない時は時間がないなら、それはそれだよ」と思ったのではないでしょうか?でも、あなたはそうではない、と言う。

M: 判らないけど。もしかしたら彼らもそう感じたかもね。

Q: ガールフレンドが何か他の事に一所懸命であなたが彼女を必要としていた時、彼女の手があいていない、とか。

M: いいかい。誰もオレがDream Theaterに心血を注いでいなかったとは言えないはずだ。オレは文字通り25年間注いできたんだ。オレのベイビーなんだ。つまり、オレはこの状況のためにオレは自分自身を犠牲にする事で、彼らは自由に前進出来るんだ。オレも自分の意志に反することをする必要がない。オレ無しで彼らが続けるなんて信じられないんだ。でも、彼らは…いつも冗談を言っていたんだ。「もしもオレが死んだら、『彼は先に進むことを望んでいる』なんて絶対に言うな、って。何故なら、オレ無しで続けて欲しいなんてオレは思わないから」って。Mike PortnoyのいないDream Theaterなんて決して見たくない。だから、いつもそういう冗談を言っていたんだ。だけど、今ここでこの現実に向き合わなくてはいけないんだ。だから、自分勝手なオレが自分のいないバンドを見たくないと思い、ちょっとの休みを取ってくれたら、と願っている。その反面、彼らを止められない、と思っている自分もいるんだ。彼らはオレの友達で、兄弟だ。もしも彼らが本当に続けたいなら、ノーとは言えないよ。イヤなヤツになりたくないし、彼らにそれを強要したくない。本当に変な状況なんだ。好運なことに良い状態で終わったし、オレのためにいつでもドアは空いている、と明確に言ってくれている。オレはすぐにでも戻りたいよ。でも今じゃない。オレにはブレイクが必要なんだ。

Q: Dream Theaterから離れる必要があると話した時、どれくらい伝わったと思いますか?

P: この話をした時、無期限の中断を提案した。他のバンドがやったように。みんな、より大きく、より良くなって戻って来た。でもそれは伝わらなかった。だから、それを話した後、「それならせめて1年もしくは1年半休むのはどうだ?2011年は休んで2012年に再び会うのは?」と話した。そしたら、John Petrucciはいつも話していたソロアルバムが作れるし、Jamesはソロを作ったばかりだ。John MyungはJelly Jamのアルバムをやったばかりで、Jordanはプランがあった。それなら納得出来ると思ったんだ。だから「2011年は休んで、それぞれの事をして、2012年にまた集合しよう」って言ったんだ。それも伝わらなかった。彼らはそれもしたくなかったんだ。だから、2011年に彼らと一緒にやるべきことはやる、と言ったんだ。そうしたくはなかったんだけど。バンドがせめて存続するように。それでも彼らの気持ちは変わらなかった。こういう結果になってしまって残念だよ。

彼のDream Theaterでの役目と彼の代わりは簡単に務まるか否か?

P: 2つの例が今回の状況に似ていると思う。Tommy LeeがMotley Crueを抜けたときともしかしたら、Phil CollinsGenesisを離れた時。両方のケースで、二人とも抜けてしまったけど、二人とも帰って来た。だから近いケースかもしれないんだ。判らないけどね。でも正直に言えば、とても変に感じるのはオレのDream Theaterでの役割はただ単にドラムを叩くのが仕事じゃないんだ。今すぐにでも何千ものドラマーが素晴らしいドラムを叩いてくれると思う。でもその他の何千ものDream Theaterでオレが担って来た仕事に関してはどうだろう?素晴らしいドラマーを見つけるのには全く問題はないよ。素晴らしいドラマーは沢山いる。ただ、他の責務に関してはみんな積極的に自分からやっていかないといけない。それをするには今の5倍もの仕事をこなす事になるよ。そして、その準備も出来ているみたいだ。既にJohn Petrucciは自分のウェブサイトで質問に答えている。今まで彼がそんな事をしているのは見た事がなかったよ。だから、オレがやっていたことをちゃんと分担しようとしているんだと思う。オレは決してDream Theaterのコンサートを実際に見る事はないと思っていたんだけど、今は本当に見れるのを楽しみにしているんだ(笑)。