Aerosmith "Honkin' on Bobo" ('04)

Aerosmithがブルーズのカヴァーアルバムを作りたい、みたいな話はこれの少し前からちょこちょこと話は出ては消え、出ては消え、みたいな感じだった記憶がある。
そして出来上がったのが、これ。

1 Road Runner
2 Shame, Shame, Shame
3 Eyesight to the Blind
4 Baby, Please don't Go
5 Never Loved a Girl
6 Back Back Train
7 You Gotta Move
8 The Grind
9 I'm Ready
10 Temperature
11 Stop Messin' Around
12 Jesus is on the Main Line


"The Grind"がAerosmithのオリジナル。

あとは全てカヴァー。
面白いな、と思う。つまり"The Grind"は他のカヴァーという先達から学んだAerosmith流ブルース、ということになる。一つの集大成だろうか?
ブルース・カヴァーとは言え、実はロック好きには意外と馴染みのある楽曲が並んでいる。


"Road Runner"はHumble Pieの"Smokin'"にも収められていたし、カヴァー度が高い楽曲。
"Shame, Shame, Shame"ってBryan Ferryやっていた記憶が…。この人、意外とブルース好きだよね。。。
"Eyesight to the Blind"はご存知The Whoの映画"Tommy"で見たことがある人も多いんじゃないかと?



"I'm Ready"はWillie Dixonの曲。Muddy Watersのヴァージョンが一番有名だろう。Paul Rodgersが出した"Muddy Waters Blues"ではQueenBrian Mayがこの曲でギターを弾いていた。



"Stop Messin' Around"はGary MooreもカヴァーしていたFleetwood MacのPeter Greenの曲。



"Jesus is on the Main Line"はそれこそド・アメリカンな曲だろうね。
ゴスペルで、アコースティック・ブルース・タイプ。


こういうカヴァーは聴けるけど、オリジナルは退屈って人も多い、と聴く。
意外と先入観だけで聴いていなかったりってする人も多いからね。
なので、まずは触れてみてから、って思う。
スピリチュアルな音楽だから何かしら訴えるものってあると思うんだよね。