Tales from Yesterday

ライブ盤 V.A. ロック雑感：プログレってナニ？

Magna Cartaって確か89年に設立されたレーベルだと記憶している。
そんな時代に「らしい」CDをリリースしてきた。
「らしい」というのはアメリカのレーベルであり、Mike VarneyのShrapnelのサブ・レーベルとして出発した、という所。



そんなMagna Cartaが手掛けたトリビュート。これが第1弾のような気がする。違ったっけ？

このトリビュート盤の良い所は企画力が優れているという点だろう。
自レーベルのMagellan、Shadow Gallery、World Trade、Cairo、Enchantといった新人組を使いながら、ベテラン勢を迎えている。
Steve Howeを迎えたマルチ・プレイヤーぶりを発揮するRobert Berryによる"Roundabout"。
更にSteve HoweとDavid A.Biglin（key）を従えたAnnie Haslamによる"Turn of the Century"。
Steve Morseによる"Mood for a Day"、"The Clap"。
Patrick Morazのピアノ演奏による"Soon"。
Robert Berryがヘルプに回ったPeter Banksの"Astral Traveler"。


そして多分このトリビュート盤のタメだけに組閣されたであろう英米ミュージシャン対決の様相を呈する2組がStanley Snailの"Siberian Khartru"とJeronimo Roadの"Starship Trooper"。


アメリカ代表Stanley Snailの方は
Nick（何でも叩きまっせ） D'Virgilio; Hi Vox, Drums（Spock's Beard）
Mike Keanelly; Mid Vox, Guitars（元Frank Zappa）
Kevin Gilbert; Lo Vox, Keyboards（元Toy Matinee）
Bryan Beller; Bass
LA人脈ですね。故Kevin Gilbertを筆頭に、って感じ。
ホント、この人が今でも健在ならLAどころかアメリカのプログレシッブ・ロック・シーンは変わっていたね、絶対。


英国代表Jeronimo Roadは
Adam Wakeman; Keyboards（2世ですね）
Fraser Thorneycroft-Smith; Guuitars（Rick WakemanやDavid Kilminsterと連名でアルバムを出した事がありましたね）
Phil Williams; Bass（Rick Wakeman）
Damian Wilson; Vocals（Threshold等）
Tony Fernandez; Drums（Rick Wakeman）
こちらのキーワードは正しくRick Wakemanでしょうね。


Kevin Gilbertと言えば、Nick D'Virgilioも参加したこのライブ盤がある。
ギターがRuss Parrishなんだよねぇ〜。

Kevin Gilbert and Thud "Live at the Troubadour" ('99)
Kevin Gilbert; Bass and Vocals
Nick DiVirgilio; Drums and Vocals
Russ Parish; Guitar and Vocals
David Kersner; Keyboards
Satnam Ramgotra; Tabla and Mouth Drums 1,9
1 Joy Town (8:32)
2 Goodness Gracious (3:40)
3 Shrug (4:31)
4 Waiting (5:02)
5 Tea for One (6:07)
6 Miss Broadway (5:19)
7 When You Give Your Love to Me (3:11)
8 The Ballad of Jenny Ledge (5:10) (Toy Matinee)
9 Kashmir (5:26) (Led Zeppelin)
10 Song for a Dead Friend (5:18)




かたや、Adam WakemanはオヤジさんとWakeman & Wakemanやってた。