Humble Pie

Humble Pie、再発が出るようで。
紙ジャケはまだしも、SHM-CD?とかいうフォーマットらしい。
音が改善されるのは良いことだと思うけど、どうも…ね。
何か似合わない、というか…。
高音質とか、そういうので聴けたらファンとしたら喜ぶべきなのかもしれないけど…。
こういうのって、所謂、音の分離とか、クリアーとか、そういうのがキーワードとしてあるように思える。
だから…なんだよね。。。
Pieのようなグループの肝はそういうのと対極にあるんじゃない?って思うから。
グループが一丸となって醸し出すグルーヴ、っていうか。。。
音楽性がまとまっていなかったPeter Frampton時代にこんなリマスターしたら、ちょっとヤバいんじゃないか、とまで思ってしまう。
70年代ロックの再発は、出来たら、高品質のアナログ・プレイヤーから出てくるような音で再現されると良いんじゃないか、と?
個人的にはそう思う。


私がPieと会ったのは多分中学の終わりだったような気がする。
自分が中学生、高校生だった頃、インターネットという媒体は存在しなかった(当然だけど)。
となると、雑誌、テレビ、ラジオ、それにお店の人、というのが情報源となった。
この「お店の人」は人によっては色々だと思うんだけど、私の場合は近所の貸しレコード屋さんの店長だった。
屋号は「あなたと私」。知っている?
もう一つ、大切な媒体がラジオだった。
当時のラジオは今から考えると凄い時代で。丸々1曲、垂れ流し状態。
ラジオ雑誌に番組表があって、全曲目の分数入りで
それを90分テープなりで録音するの。番組もちゃんとカセット・テープのフォーマットを判っていて、ちゃんと切れの良いところで収まるように番組が構成されていた。MCが入る所とか。そうやって、テープに録音した物を大学に入ってバイトするまで聴いていた。で、バイトした金でLPや出てきたばかりのCDを大人買い。当時CDも出てきたばかりのフォーマットで再発ブームだったからね。
そんなテープの中にPieやPeter Frampton、Small Facesといったものが入っていたテープがあった。
ぶっ飛んだのは"Halleluja"や"I don't Need No Doctor"といったRay Charlesのカヴァー。
家ではこういったR&Bとかソウルとかの方がよくかかっていたから。多少なりとも馴染みがあった。





Performance Rockin' the Fillmore ('71)


Steve Marriott; Vocals, Guitar
Peter Frampton; Guitar
Jerry Shirley; Drums
Greg Ridley; Bass


1 Four Day Creep (3:46) (Ida Cox)
2 I'm Ready (8:31) (Muddy Waters)
3 Stone Cold Fever (6:18)
4 I Walk on Gilded Splinters (23:25) (Dr.John)
5 Rolling Stone (16:07) (Muddy Waters)
6 Hallelujah (I Love Her So) (5:10) (Ray Charles)
7 I don't Need No Doctor (9:15) (Ray Charles)


このアルバムを置き土産にPeter Framptonは脱退。Steve MarriottのR&Bやソウル・ミュージックに焦点が合い、音楽性がまとまり快進撃を始める。
まずは、このPerformance、Smokin'、Eat ItにThunderbox。これらはロック・ファンならマスト・アイテム。



そういえば、Mr.Big、再結成だよね。

格好良いなぁ…。Mr.Bigの1stにこの曲が入っていた時は涙が出そうだったね。
もしも、スタジオ盤を作るのであれば、やっぱり1st路線を期待しちゃうなぁ。