Steven Wilson "Insurgentes"


日本盤出ましたね。
やっぱり音は良いみたいですねぇ。私のショボいオーディオでも随分と音が違って聴こえた感じがしました。
わざわざ、聴き比べまではしてないんですけど。。。
ブックレットは40ページ。歌詞、対訳、解説はアーティストの希望によりナシ。
装丁は日本の伝統工芸に申請中の紙ジャケ。



さぁここで、問題のアルバム・タイトル。
Insurgentes
帯にカタカナ表記で「インサージェンツ」。
これは英語読みのもので、英単語だと本当は
Insurgentsと「e」がなくなる。
アルバムタイトルのInsurgentesはスペイン語の綴り。
よって読みが「インスルヘンテス」
因みに「インスルヘンテス」で検索をかけてみると良い。
出てくる、出てくる。
Disc2にわざわざ(mexico)ってあるのも頷ける。



私個人はカタカナ表記はなるべく避けてきた。日本語にない音ってのは外国語には多いから。
英語はそれなりに話せても、やれスウェーデンだのスペインだのとなると、そりゃ、もう。
アルファベットからして英語のアルファベットにない文字も多いし。
何でも英語読みにしてしまうのは危険でもある。
特に人の名前なんて、こっちからしたら???である。
だから、ここで書くときもアルファベットを基準に使っていた。正直、やろうと思えば丁寧にスウェーデンやその他の言語にあるアルファベットの上に点だの、なんだのが入るアルファベットも書けるんだろうけど、面倒でそこまではやっていない。
英語にしたところで、
la と ra が同じ「ラ」になってしまうんだから。カタカナ表記の限界なんてしれたもの。
だから、あまり拘ってはいないつもりなんだけど、今回のSteven Wilsonのアルバム・タイトルはちょっとどうかな?って思う。
日本盤を出す過程においてのやり取りはきっとファックスとかメールとかで済んでしまうので、文字でしか確認をする必要がなかったのかもしれない。
もしも、本人の口からアルバム・タイトルを聞いていたら、「え?何?発音はナニ?」みたいな展開もあったかもしれない。
まぁ、もしかしたら、Steven Wilson本人が「インサージェンツ」って言っていたかもしれないけどね。
このことに関しては八木さんも?を出していたので、やっぱり「インスルヘンテス」じゃないか?とは思う。
八木美知依 箏の次第: Miya Masaoka powered by ココログ



言葉や発音って簡単じゃない。いや、難しいと思う。
特に英語文化がそれなりに浸透して、英単語の意味も知らずに一人歩きするケースが多い今の日本では、こういう履き違いも出てくるだろう。
「インサージェンツ」では歌詞も対訳も解説もない状態でお手上げでも「インスルヘンテス」だとちょっと考えてみよう?的なところも出てくるんじゃないかな?とか思わなくもない。。。
どうやら、歌詞も英語詞だけでもないようだし。確かに帯にあるように「体験」かもしれない。ただ、言葉というのは何語であれ、力を持つとは思っているので、遅かれ早かれ、じっくりと歌詞に耳を傾けることもあるかもしれない…(けど、エフェクトが邪魔するからなぁ)。



このhatena機能にpermalinkってのがあるんだけど、ここを見るとたまに海外からアクセスして翻訳ツールなりを使って読んでいただいている形跡が判る。
何度が同じように読んでみたけど、ナニが書いてあるのかチンプンカンプン。日本語を直訳して英語で読むってのは絶対に無理だと思う。相当イマジネーションを働かせないと文脈が繋がらないだろう。
私がこういった翻訳ツールを使うのは、同じラテン語をルーツにするイタリア、スペイン、ポルトガル、フランス語などを英語にする時ぐらいかな?
あ、ドイツ語も日本語に直すぐらいなら、英語の方が判りやすい(と思う)。
まぁ、最初は確認のためにドイツアマゾンとか翻訳してみただけど、レイアウトが殆ど同じなので、特に困らないことが判ったけど。。。


とは言え、私は絶対に英語とかでは書くつもりはサラサラないのだけど。というか、無理。
やっぱり、Pilgrim Worldスゲーな、となる。
Pilgrim World英語版




まずは、体験。
Are you experienced?と聞いたのはJimi Hendrix
それにYes I am experiencedと応えのがEric Burdon。
ここ、試験に出るから。