Michiyo Yagi

日本でも多くのPorcupine TreeファンがSteven Wilsonの初ソロとなる"Insurgentes"を購入して楽しんでいると思う。

その中に興味深い名前が幾つか。
その中の一人がハイパー箏奏者ことMichiyo Yagiなのはまず間違いない。
Steven Wilsonがどのようにして彼女の音に触れたのか、さっぱりチンプンカンプンですけど。
彼女の活動に関しては本当に申し訳ないんですけど、今まで全然知りませんでした…。
そこで、これ。

Live! at Super Deluxe by Ingebrigt Haaker Flaten、Paal Nilssen-Love、八木美知依
1 Intro/Monsoon/Ai no Corrida (14:43)
2 Bow Derek (7:50)
3 Bla by Bla (12:55)
4 Stavanger Banger (13:51)


六本木スーパーデラックスと言えば、即興の聖地みたいな?(違うか…)
David Cross見たのって確かここだったような…)
即興って、こうして盤にしてしまうと、ちょっと興が削がれる、というか…。
勿論、ライブ盤の殆どには同様のことが言えるんだけど、やっぱり、空気とか、音圧とか、こう肌で感じるものが必要だったりする。
特に即興はその要素が強いように思える。



で、ソロ聴かないとやっぱダメでしょ、って事で。

1stの"Shizuku"ゲット。レーベルがTzadikだった…(って言うか直接DTMusic Gallaryから買った)。
このDTMGは今はもうタワーもなくなってしまったと思うけど、DTタワーレコードの側だったと記憶している。
あの辺りは遊び場だった。
それこそ今はもうないけど、Bottom Lineにはお世話になった。。。うー。
Tzadikはご存知NYダウンタウン・ミュージック・シーンのドンJohn Zornが親玉のレーベル。
日本のアヴァン・シーンの良き紹介者と認識している。
で、肝心の"Shizuku"。
作曲、演奏全て八木美知依
雅楽も勿論だろうけど、琴という楽器そのものに真摯に向き合った作品、という印象を受ける。
スタイルじゃなく、音そのもの、サウンドへのアプローチ。
流石に"Talking Durian"というタイトルには笑ってしまった。思わず、「おしゃべりするドリアン」を想像してしまった。
"Jueki"はサイケデリックでさえある。表題曲である"Shizuku"は美しい。



そして、これ。
Hoaio "Peek-ara-boo"

ヴォーカルはAfter DinnerのHaco。
Haco | Listen and Stream Free Music, Albums, New Releases, Photos, Videos
ここで"DJ Hashimoto"とか聴ける。
ヴィブラ、マリンバに恵良真里
http://www.2nd-notes.com/mari/index.html
私はAfter Dinnerも未聴だし、これが初Haco。
最初は変幻自在なHacoのヴォーカルに惑わされながらも、お?こういうのも出てきますか?!みたいな。


John Zornって凄い硬派なイメージが強いから、自然と彼のレーベルもそうなのかな?って思っていたんだけど…意外に裏切られる。
Naked City聴いた時もギターがBill Frisellなんだけど、やっぱりスウィートだった。
やっぱり、ってのはGinger Baker Trioでのプレイがスウィートだったから。もしかしたら、Naked Cityは違った感じかな?って思ったんだけど…やっぱり甘かった。


Steven Wilsonのソロを楽しんだ人なら、Steven Wilsonが自身の初ソロとなる"Insurgentes"にどんなプレイヤーを招いたのか、そして、そこに日本人プレイヤーというだけでなく、日本古来の楽器である箏を演奏するプレイヤーを選んだところに、ちょっとばかり思いを巡らしてみるのも良いのでは?


八木さんのブログがこちら。
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Michiyo Yagi | Listen and Stream Free Music, Albums, New Releases, Photos, Videos


箏(そう)と琴(きん)が別物と知ったのはこれを書くにあたって色々調べて初めて知った。んー。


ここも便利です。
Improvised Music from Japan
え?Kokooも?
じゃぁ、随分前に聴いた事ある…私…。"Super-Nova"聴いたよ。。。(アウ)


(暗いです…)