Porcupine Tree "Coma Divine Recorded Live in Rome"

私が始めてSteven Wilsonの名前を見たのは、Fishの"Sunset of Empire"のプロデュース及び作曲やギターを担当したところから興味を持ったのが始まり。
当時、NYCに住んでいた(と言ってもQueens)私にとってFishは本当によく来てくれたパフォーマーの一人だった。Marillionは当時、厳しかったね…。NYCでは一度だけ見た、と思う…多分。



さて、魚さんことFish。
まずは、これ。

アメリカを回る時、Fishのギタリストは現在Porcupine Treeでもツアーメンバー以上の働きをしているJohn Wesleyだったりもする。
そういえば、初めて見たのは、Marillionの前座だったな。John Wesley。
John Wesleyの音に触れたことがない人はPorcupine TreeやMarillionファンでは少ないと思うが、現在、彼はこういったこともしているので、チェックしてみてほしい。



Fishのパフォーマンスを観れたことは私にとっては、本当に素晴らしい出来事だった思う。日本では、こうはいかない…よな…。



ある意味、Fishのサウンドを大きく変えたSteven Wisonなる人にこのアルバムで興味を持った人は多かったはず。私も友人に聞いてみたら、Porcupine Treeの名前が出てきて、絶対にチェックにしろ、と言われたのが、この時。そして手にしたのが"Signify"。そしたら、フェスで観たことがある人たちだったのが判明したけど…その時は特にあまり印象が実は残っていなかった…。Progdayがなくて、代わりのフェスだったような気がする…確か…(一緒に行った友人に確認したら、違った。ProgScapeに行ったからProgDayをパスした、らしい…。そうだったか…。)

で、次にPorcupine Treeを観れたのが、99年"Stupid Dream"を出した後。Knitting Factoryにおいて。
ステージが真っ黒でね…。後ろに誰がいるかなんてさっぱり。むしろ、後ろに誰かいるの?とさえ思えた。
そんな照明を極力落としたステージの中、Steven Wilson、サングラスかけていて…。
その時もひょろっとした印象でした…。
因みに同じく99年に出たFishの"Raingods with Zippos"でも再度Steven Wilsonはギタリストとして参加している。




Disc 1
1 Bornlivedieintro (1:25)
2 Signify (5:29)
3 Waiting Phase One (4:26)
4 Waiting Phase Two (5:23)
5 The Sky Moves Sideways (12:40)
6 Dislocated Day (6:35)
7 The Sleep of No Dreaming (5:19)
8 Moonloop (11:50)


Disc 2
1 Up the Downstair (7:40)
2 The Moon Touches Your Shoulder (5:05)
3 Always Never (5:41)
4 IS...NOT (6:09)
5 Radioactive Toy (13:30)
6 Not Beautiful Anymore (9:39)


Steven Wilson; Guitar, Vocals
Colin Edwin; Bass
Richard Barbieri; Keyboards, Synthesisers
Chris Maitland; Drums, Percussion
そして、出たのがこれ。最初はシングルCDだったんだよね。04年の再発で2枚組になって出されて焦ったけど…。
この"Coma Divine"が出た頃から、よくよく調べてみたら、Steven Wilson何かと色々とやっているのが見えてきた。
この人、本当に、「Very British」な人なんだと思うんだよね。色々な意味で。良くも悪くも。
マニア気質全開。ハリポタ見ると判るでしょ。あのディテール。あれ、だと思う。
I.E.M.とかも買ったけど、???だったので手放したら、レア盤とか言われて…。まぁ、良いよ。
脱線ついでに、こんなんで日本に来ていたりもしたんで、更に驚いた。

JBK "Playing in a Room with People"


1 Walkabout (4:24)
2 Big Wheels in Shanty Town (6:08) (Rain Tree Crow)
3 Saday Maday (6:36) (Mick Karn)
4 Lodge of Skins (4:34) (Mick Karn)
5 When Things Dream (3:19) (Jansen/Barbieri)
6 Bestial Cluster (3:43) (Mick Karn)
7 The Night Gives Birth (4:33) (Jansen/Barbieri)
8 Long Tales, Tall Shadows (5:31) (Jansen/Barbieri)
9 Plaster the Magic Tongue (5:48) (Mick Karn)
10 Types of Ambiguity (2:37) (studio)



Steve Jansen; Drums, Sampled Percussion, Keyboards
Richard Barbieri; Synthesisers, Keyboards
Mick Karn; Bass Guitar, Bass Clarinet, Vocals
Steven Wilson; Electric Guitar
Theo Travis; Saxophones, Flute
Natacha Atlas; 4



話を元に戻すと、Steven Wilsonというのは、あのプレイ・リストを見ても判る通りのマニア。それは聴くだけでなく、自身の活動の仕方においても、そうなんだと思う。今がアナログ全盛の時代じゃなくて良かったよ。7インチとか12インチのシングルがどんだけ出されていたか想像したら、ぐったりしてしまう。
それでも頑張ってヴィニール盤出しているんだから、ある意味ピュアリスト的な側面も持っているんでしょう。勿論DJ仕様、ってのもあるんだろうけど。どこか、懐古主義的な部分を残している人。
だから、聴いていて、説得力のあるサウンドが出てくるんじゃないかなぁ、とは思う。


それにしてもPorcupine Treeネタで動画がFish一本てのがウチらしいな!
いや、ホント、お願いしますよ…。Mostly Autumnの人とはダメになっちゃったって?って何で、そんな芸能ネタなんだよ!