清水一登×佐藤正治 今堀恒雄×太田恵資@Silver Elephant 吉祥寺 4th Sept.

お久しぶり、すぎます。
ライブは見たらメモらないと忘れちゃいますからね。。。残念なことに。

という事で見てきました。
まずは今堀恒雄×太田恵資デュオでスタート。こういう即興を聞く時、私はイメージに頼ってしまう人で。音から連想されるイメージで音を覚える、という。最初はダークで負というか下に帯びていくスパイラルな感じで引き込まれる。そのサウンドの牽引力は流石の一言。時折、即興というより、意外とカチッと来るな、って瞬間も多い。ダークなものから欧州の石畳の歩道に雨が落ちる(ザーザー降りじゃなくて、シトシトって感じ)、グレーっぽい感じに移るようにサウンドが移行した。
小休止を挟んで
清水一登×佐藤正治デュオ。今回のライブ、まずはこの二人で何かやろうか、という所から始まったそう。こちらは即興というよりは、事前にあった曲に即興パートを乗せたような感じ。お二人とも、結構一緒にやってたんだな、って感じで聴いていた(後々、ネタバレがあるんだけど)。こちらも1曲終わった後に、もう1曲やる?みたいな流れから、いや4人で演っちゃいましょうか、という流れで今堀恒雄×太田恵資が合流。ここで100年ぶり話が披露。佐藤「みんな大御所になってしまったんで、ここに来たのが凄い久しぶりで。美狂乱以来30年ぶりぐらいで。」清水「私は新月のヘルプで来たのが30年ぐらい前で」今堀「ぼくも30年ぶりぐらいですよ」太田「私は10年ぶりぐらいですね。合わせて100年ぶりですよねぇ」と。
そんな4方、手探りな感じで音を出しながら、スタート。
もう、そのサウンドにオーディエンスが凄い引き込まれているのが、その場にいて分かる。ここで1曲終わった後、「ここまで1曲も練習した曲やってないよね。凄い練習したんですよ」の一言(やっぱりな〜、みたいな)。「じゃ、練習したヤツ演ろうか」と。
シンフォニック系ジャズロックカンタベリー風味もちょっとあったような。何か凄いの聴きました。ステージにいる4名の笑顔がその出来の良さを如実に表している。観客も「え?何か凄いの見てない?」みたいな、ちょっと唖然とした感じ(私も、だけど)。いや、もうその練習した成果はもっと見たい、聞きたい、です。
今後のこのバンド(?)は必ず形にして欲しいと切に願う私です。