Yes @ 渋谷公会堂 4/19/12

最初は全く興味がなかったんですよね、Yes。
Jon AndersonいないYesって。Jon Andersonこそがドライヴィング・フォースだと思っていたんで。勿論DramaYesに興味がないわけでもないし、DramaYesの曲を聴く機会があるのはJon Andersonのいない今だよなぁ、とは漠然に思っていました。
ただ追い討ちをかけたのが実は新譜で。
このオフィシャルを聴いてアレ??って思ったのがケチのつきはじめで。

どっかで聴いたなぁと思ってあれこれ探していたら、あった。

クレジットによると1980年9月6日のMSGのライブで披露されていた。
Bugglesバージョンもあるようですね。



そんな事もあり、なんだ新譜のリーダー・トラックは昔の曲か、となって。ま、いっか。みたいな。
なんて言っていたら、今度は病気でBenoît Davidがこれない、と。おいおい、なんて思いながら経緯を見守っていたら、なんとGlass HammerのJon Davisonがアナウンスされてしまった。
これにはビックリ。
毎度、新譜が出たらバンドから買っている身としては、やっぱ見ておきたい、かも?
Glass Hammer "Cor Cordium" ('11) - Food for Thoughts、Candy for Ears
という事で、ギリギリS席で買ったら、2階後ろから3列目だった。A席って一体どこ?ってなもんですわ。


そんなこんなで臨んだYes。
前回見たのがThe Ladderツアーの時で、あの時はBilly Sherwoodがいたり、その前はUnionツアーで大所帯。
今回の5人編成が最小のYes(そんな時にJon Andersonがいないのはやっぱ…)。
ステージでは意外とSteve Howeがグイグイとバンドを引っ張っている印象が強かった。正直、"Owner of a Lonely Heart"には驚いた。だって、The Ladderツアーの時はBilly Sherwoodに任せて袖に引っ込んでいたし。その時に、あぁやっぱり嫌なんだなぁ、と思ったし。
個人的には"Fly from Here"からの組曲はあのシングル曲のパートだけに押さえて他の曲をやった方がダレなかったかな?とは思います。
個人的にはやっぱりフロントの存在って大きいな、と。Jon Andersonが持つ一種のきらびやかな存在感の欠如がやっぱり気になってしまった一夜だった。
大阪ではこちらもやった、という話も聞きました。



ちなみにGlass Hammerにはこんなカヴァーもあったりする。