Cathedral "Anniversary" ('11)

2010年12月3日、O2 Academy, Londonで収録された作品。
目玉の一つは"Back to the Forest"と名付けられた1stセット。"Forest of Equilibrium"から完全再現。更にAdam Lehan、Mark Griffiths、Mike Smailといった当時のメンバーを呼び戻してのライブ。よく過去のアルバムの完全再現を一つのウリにするライブってあるけど、当時のメンバーも集めました、というのは滅多に聞かない。これもCathedralというバンドを表しているかもしれない。

CD 1 Back to the Forest
1 Picture of Beauty and Innocent (0:49)
2 Comiserating the Celebration (of Light) (11:06)
3 Ebony Tears (8:07)
4 Serpent Eve (8:38)
5 Soul Sacrifice (3:18)
6 A Funeral Request (10:10)
7 Equilibrium (6:23)
8 Reaching Happiness, Touching Pain (10:52)
CD 2 Freak Winter
1 Funeral of Dreams (9:15)
2 Enter the Worms (6:46)
3 Upon Azrael's Wings (5:17)
4 Midnight Mountain (4:51)
5 Cosmic Funeral (6:17)
6 Carnival Bizarre (11:06)
7 Nihgt of the Seagulls (9:06)
8 Corpsecycle (5:55)
9 Ride (4:59)
10 The Last Spire pt.1 (Entrance) (3:44)
11 Vampire Sun (4:37)
12 Hopkins (7:53) (Witchfinder General)


Lee Dorrian; Vocals
Mark Griffiths; Bass on CD1
Garry Jennings; Guitar
Adam Lehan; Guitar on CD1
David Moore; Keyboards
Mike Smail; Drums on CD1
William Summers; Flute
Brian Dixon; Drums on CD2
Leo Smee; Bass on CD2


今年2月に解散を発表したCathedral。
Cathedralが出た時の衝撃は確かによく覚えている。
当時、どんどんエキストリームな方向、というか兎に角、速さの追求みたいなところがあったと記憶するデスメタル界(スラッシュでも同じ現象が起きた気がする…)。
そんな中、徹頭徹尾、遅くあれ、重くあれ、で出て来たのがCathedralにはやっぱり驚いた。感覚としてはTroubleを思い出した。あそこまでサイケではなかったけど。その辺りはやはり英米の違いなのかな?


この後、Cathedralは12/3にComus、Grand MagusとGentleman's Pistolを前座に最後のライブを行なう。来年にスタジオに入り、既に"The Last Spire"と題されている最終作を録音後、バンドはその活動に幕を閉じる。
現在のところ、この"The Last Spire"のためのフォローアップ・ツアーは予定されていなくて、今年の12/3のライブでライブ活動を終える、との事。