Marilyn Mazur Group "Tangled Temptations & the Magic Box" ('11)

Marilyn Mazurは先日平林牧子Trioでの公演も記憶に新しい。
平林牧子Trio - Food for Thoughts、Candy for Ears
ここでも書いてますが、個人的にはMiles Davisの"Aura"。
何度でも言います、この作品はプログレ・ファン必聴の北欧ジャズロック作品。
この人も是非小部屋を作ってみたい人である。。。ってか作る（そのウチ必ず）。
そのMarilyn Mazur待望の新譜である。

"Tangled Temptations"と"The Magic Box"の2枚組で"The Magic Box"はスタジオ盤。
問題は"Tangled Temptations"。
こちらはライブ盤で09年1月24日、コペンハーゲンのKaleidoskop K2で録音されたもの。
このライブは1月12日〜24日に上演されたNullo Facchini監督によるThe Beggars Opera（乞食オペラ）の劇を改作したもので、台詞がなく、マルチメディアを使ったものだった、という。
その一つとしてMarily Mazur Groupの音楽が使われ、また、その劇から更に独立し、本CDとなっている。マルチ・メディアというから多分、映像とかもあったのかな？
1 Junkyard Entrance (1:41)
2 The Street (4:02)
3 The Village (4:09)
4 Shoe Dance (2:27)
5 The Club (4:03)
6 Working (4:44)
7 Farewelling (4:00)
8 On the Way (1:59)
9 Matrix Figure (1:46)
10 Matrix Omen (4:22)
11 Sand (1:20)
12 Crossing (3:42)
13 Life of a Slave (3:15)
14 A New Home (3:10)
15 In the Cage (1:21)
16 Mad Shoe Shuffle (3:50)
17 Cliff Ritual (5:17)
18 Wrong Way Song (7:03)
19 Retreating (6:02)


Fredrik Lundin; saxohphone, whistling, electronics
Krister Jonsson; guitar, laptop, electronics
Klavs Hovman; basses, electronics
Marilyn Mazur; percussion, drums, metal cans & parts, electronics
Siri Facchini Haff; voice 12, 17, 18
デンマーク語なんで何が書いてあるのかさっぱりですけど、
http://www.kaleidoskop.dk/side.asp?side=6&id=260


Brande International Music Workshop Orchestra "A Story of Multiplicity" ('97) - Food for Thoughts、Candy for Ears
The TangentやKarmakanicで活躍したKrister Jonssonが参加。
以前にも書きましたが、The Flower KingsのファンジンのインタビューでMarilyn Mazurとの共演の話は出ていた。
平林牧子TrioでMarilyn Mazurと一緒に来日したパートナーのKlavs Hovman。
自身のリーダーアルバムなど多数のディスコグラフィを持つFredrik Lundin（まぁ多くのジャズ・プレイヤーがそうでしょうけど）。
ヴォイスで参加したSiri Facchini Haffは監督であるNullo Facchiniの奥様のようですね。



やはり、Bertolt Brecht、Kurt Weillの影響は当然ありますよね。
こういうMarilyn Mazurも面白い。
小部屋の準備しないと！