Yngwie Malmsteen "Inspiration"

最後にYngwie Malmsteenを見たのはJorn Landeがヴォーカルで、DioとDoroとのジョイント・ツアーだった。
体がデカイだけでなく、アクションもデカイYngwie Malmsteenに押されて、隅っこで歌うJorn Landeがちょっと哀れだった。。。
しかもDoroとDioに挟まれて。
当時は一番風格がなかった。。。心の中で思わず「頑張れ」とひっそりと囁きたくなる、そんな感じ。
だってぇ〜ねぇ。
DioもDoroも体、小さいんだよ?それでいて、バンドをグイグイと引っ張るんだ、この二人は。
当然、立場は全然違うんだけどさ。それでもやっぱり、フロントとして比較されてしまうよねぇ。
やっぱり、もたなかったけどね。
今ではJornも随分と貫禄が付いた、みたいな話も聞く。。。



常々、Yngwie MalmsteenのルーツとしてクラシックやRainbowは取り上げられたけど、それ以外って意外とね?
ファンも???だったのが多かったんじゃないかな?と。ホント、この人は自分の世界観が強いから、それ以外は「キョウミネ」って感じがする。
そんな人が出した、自身の影響を見せたアルバム(ホントかよ?って未だに疑ってしまうところは内緒だ)。

1 Carry on the Wayward Son (Kansas) (5:09)
2 Pictures of Home (Deep Purple) (4:56)
3 Gates of Babylon (Rainbow) (7:12)
4 Manic Depression (Jimi Hendrix) (3:40)
5 In the Dead of Night (UK) (6:11)
6 Mistreated (Deep Purple) (7:30)
7 The Sails of Charon (Scorpions) (5:06)
8 Demon's Eye (Deep Purple) (4:53)
9 Anthem (Rush) (4:18)
10 Child in Time (Deep Purple) (8:08)


Deep Purple〜RainbowやJimi Hendrixは予てから公言していたからね。当然、ってなもんだ。Uli Rothもそうだよね。
今度、機会があれば、是非とも全曲Jimi Hendrixで…なんて言ったらマニアに怒られるかも(いや、真面目にちょっと聴いてみたい)。
"Mistreated"も曰くつきな選曲。これって、David CoverdaleDioも好んで取り上げる。「この曲はヴォーカリストのための曲だ!」
かたや御大Ritchie Blackmoreは「バカぬかせ。これはギタリストのための曲だ」でライブのセッティングの仕方に衝突をする、と。。。
どっかで読んだ記憶がある。。。まぁ、こういうネタはまず間違いなく昔のB!誌だ。
どうやら、Yngwie Malmsteenにとっても「ギタリストのギタリストのためのギタリストによる曲」ということみたいだ。
そして、それ以外がKansas、UK、Rushとキタもんだ。どちらかというとプログレ寄り。
ただ、UKは判るんだ。
Yngwie MalmsteenAllan Holdsworth好きでしょ?Johansson兄弟とやった"Heavy Machinery"好きだし。
だから、UKの1stからの選曲は納得出来る。私も断然1st派。比べるようなモンじゃないけど。単純に好みの問題。
それにしてもギターソロとなるとバックのキーボードの音とかお約束に近い世界ですな。



そんなYngwie Malmsteen、去年の4月にはDeep Purpleとのジョイント公演が記憶に新しい。
Jon Lordがいなくなったんだから、イイヤって思っていたら!
(なんなんだかなぁ…行かなかったのが悔やまれます…)
Jon Lordと言えば、この曲です。

ヴォーカルはSam Brown。
http://seikado69.hp.infoseek.co.jp/sbrown/sbrown.html