The December People "Sounds like Christmas" ('01)

V.A. ロック雑感：プログレってナニ？

この時期ってのに、あんまりクリスマス、クリスマスしている雰囲気がないんですけどね。。。
ウチの回りだけかな？それともやっぱり不景気？
じゃぁ、これ、ですな。

1 Carol of the Bells (6:20) (Robert Berry)
2 We Three Kings of Orient Are [われら3人東の王（賛美歌）] (5:23) (Steve Walsh)
3 I Heard the Bells on Christmas Day (5:11) [クリスマスの鐘（賛美歌）] (Robert Berry)
4 Silent Night (5:13) [清しこの夜（賛美歌）] (John Wetton)
5 What Child is This? (4:42) [御使いうたいて] (Trent Gardner)
6 Little Drummer Boy (5:43) (Robert Berry)
7 'Twas the Night before Christmas (4:46) (Mike Baker)
8 Up on the Housetop / Deck the Hight (5:24) [屋根の上で/ひいらぎ飾ろう（賛美歌）] (Jake Livgren)
9 Angel We have Heard on High / Christmas Lullaby (6:07)[天のみつかい（賛美歌）/聖夜の子守唄] (Steve Walsh)
10 The First Noel (5:45) [牧人羊を（賛美歌）](John Wetton)
11 The Light by Kansas (3:44)
12 Merry X-Max (War is Over) (6:26)
13 A Christmas Poem #1 (4:14)



Magna Cartaから出された企画物、クリスマス編。
アメリカではこのクリスマス商戦というのは日本なんかは目ではないほどのもの。
ミュージシャンもこの時期にクリスマス企画物がバンバン出るので、まず新譜は出さない。そこにMagna Carta、僅かなプログレ者を引き込もうと、このクリスマス商戦に参戦。既にお抱えミュージシャン的になっていたRobert Berryに命を下した。
Steve Walshにヴォーカルを頼んだら、更にオリジナル曲を書き下ろしKansasとしてレコーディング。ちょっとクリスマス商品にしてはアコギな感じがしないでもなかった。
クリスマス・ソングというよりは何か勇壮だよな。。。



基本的にこのシーズン聞き馴染みのある賛美歌や古くから伝わる曲がベースになっている。
英語タイトルだけだと何が何だか判らないものが多いので日本語タイトルも付けてみた。


まずはYesYesしたゴリゴリなベース、天翔るギター。コーラスも素敵。Robert Berryってある意味職人かもな。Jon Andersonが天然クリスマス系だからな。。。ハマらない訳がない。最後にオチ付けるのもどうかと思うけど。。。という"Carol of the Bells"
オーケストレーションとSteve Walshの迫力のあるヴォーカルが聴かせる"We Three Kings of Orient Are"。
思わずマァマァ〜！って歌い出したくなるQueenなコーラスとピアノが鳴り響く"I Heard the Bells on Christmas Day"。Brian Mayなギターもよろしい。
サックスだよなぁ、の"Silent Night"。Pink Floyd風（演歌風とも言う）なJohn Wetton。この冒頭のサックスの音が全てを決めているんだな。
子羊が駆け出すかのようなオープニングは"What Child is This?"。まぁTrent GardnerもGenesis好きだしね。Gabriel期とCollins期をちゃんと合わせているのが味噌か？
再びRobert Berryは、流石に元ELPみたいなモンなんで…のELP風の"Little Drummer Boy"。クリスマス・ソングの中でこれがダントツに好きな私です。。。個人的にはMichael McDonaldの方だけどね。この曲自体がロック的だよね。グィーン、グィーンと鳴っております。
階段を登るように歌うMike Baker（R.I.P.）。美しいなこれは。"Twas the Night before Christmas"。
Jake Livgren（甥っ子さんだっけ？忘れたけど…）。クリスマス・ソングに放蕩息子で始まるのはどうなんでしょう？？？他にもあるだろ…Kansasなら。あれこれ沢山詰まっているので楽しいトラックに仕上がっている。
ちょこっとアフリカンなパーカッションで歌うSteve Walsh。Steve Walsh上のもこれも判りづらいな…。まぁ、ピーガブってあるから、きっとそうなんだろう。。。
重さが足りないKing Crimson風な"The First Noel"。リードがJohn Wettonってあるけど、Robert Berryだよなぁ、これ。
残りはパス。