TransAtlantic The Making of the Whirlwind DVD


100分ほどの内容のメイキングDVD。
これを見ると音楽面に関しては本当にゼロの状態からジャムをして曲を練り上げていく様子がありありと判る。
最初にMike Portnoyがオープニングが欲しいね、と言えば、Star Warsのテーマみたいなヤツ?とPeteが言い、じゃぁ、こんなのは、とNealがその場でキーボードで弾いたのを、Mikeが良いね、良いねと答えていく。
Roineはホント寡黙。いつもギターを抱えて。でも周囲をよく見ている。判っているんだよね。
Peteは見ていて、コード・チェンジとかの提案が多かった感じがする。Peteの硬質なベース・プレイが聴けるのなんて、ちょっとMarillionじゃ無理だものね。




この写真はフォト・セッションの様子を写した場面にも出てくるんだけど、ファミリー・ポートレイト風のものを撮ろうとなって、Mikeがママ役をやる、と言って髪を結わいて、Nealがお父さん、Peteが真面目な子で、Roineがワルガキ役、という設定。最初、三輪車乗っていたもんな、Roine。Zappaのシャツってのが良い。



DVDでは家の前のポーチでBeatlesの"Mother Nature's Son"を演奏しているシーンが出てくる。。
多分、全員で集まって録音した最後のものがこれ。
映像では、これを演奏し終わった後、抱き合って、じゃねぇ、と言っているのが聞こえる。
"Soul Sacrifice"のパーカッションはみんなで演奏していたんだね。
今回のカヴァーの選曲のセンスは良いよねぇ。
"A Salty Dog"はMikeのお父さんのお気に入りだったそうで、それをMikeがリードヴォーカルでGary Brookerそっくりに歌っているんで驚いた。



オーヴァーダブがまたタイトなスケジュールな人たちが集まったグループらしく、Nealがわざわざドイツまで行ってMikeを捕まえて、ライブ前の会場にヴォーカル・ブースを部屋に作って、そこで作業をする、という。。。



更に大変そうだったのが、ミキシングあたり?叩き台を作れば、全員があぁしろ、こうしろ、だのというリストをメールで送りつけてくる、という。特にRoineは凄いリストを送るらしい。まぁ、人のことは言えまい、NealもMikeも。
そして、マスタリングを由緒あるCapitolのスタジオでやっているところまで出てくる。



そういえば、RoineはTransAtlanticの2ndを出した後、3rdは意外と早く作ることになるんじゃないかな?って思っていた、って言っていたのに対して、MikeはTransAtlanticは特別なバンドであって欲しいから、スタジオに入ってライブをして、というルーティンにハマって欲しくなかった、って言っていたのが印象的かな。




春頃にライブをやるみたいなんで、ちょっと気になりますね。。。
プロモーター次第と言ってましたけど。日本は?