Jack Bruce & Robin Trower (+Gary Husband) "Seven Moons Live" ('09)

スタジオ盤でもそうだったけど、この編成でGary Husbandの名前を前面に出さないのはどうかしているよな。。。

1 Seven Moons (5:25)
2 Live of Clay (5:37)
3 Distant Places of the Heart (6:07)
4 Sunshine of Your Love (8:09)
5 Carmen (4:56)
6 So Far to Yesterday (3:49)
7 Just Another Day (6:49)
8 Perfect Place (4:25)
9 Bad Case of Celebrity (5:31)
10 The Last Door (5:22)
11 Come to Me (6:46)
12 White Room (7:17)
13 Politician (6:54)


まずはスタジオ盤同様に"Distant Places of the Heart"まで聞かせると、Creamナンバーの"Sunshine of Your Love"とBLT('81)に収録されていた"Carmen"と続く。

"Sunshine of Your Love"はスローな印象を受ける。Gary Husbandのドラムが後ノリなんだよね。
Jack Bruceっていつまで経ってもソロになると凶暴になる傾向が強かったけど、ここに来て変わって来た。
スタジオ盤では常に曲志向だったJack Bruceが"Seven Moons"で意外とプレイヤー志向なアルバムを打ち出した結果でもあるのだろう。
ソロよりもアンサンブル。そして、そのアンサンブルの中で、どれだけ聴かせるか。
今までは、アルバムで曲志向、ライブでハジけて「をををを!!!」的なアレンジや「オラオラァ〜」的なプレイで聴かせるという所があったんだけど、"Seven Moons"では元々がプレイヤー志向なアルバムだからして、ノリやグルーヴ重視的なライブになっている感じを受ける。
それによって往年のCreamナンバーも新しい輝きを放っている(好き嫌いは当然あるでしょうけどねぇ)。
"Just Another Day"は近年のJack Bruceらしいナンバー。そして、"Perfect Place"ではRobin Trowerのギターが曲を引っ張って行く。まさにこのトリオならではのグルーヴが展開される。
ある意味、年相当のプレイをするようになった、という事か。。。それにしては、このグルーヴ、重いんだよなぁ。そこが非常に「らしく」、聴いているこちらは「!!!」」って来る。






Gary Husbandはソロの準備をしているらしく、そこにJack Bruceも参加予定みたい。