Liquid Trio Experiment 2 "When the Keyboard Breaks: Live in Chicago"


Recorded Live at Park West in Chicago on June 25th 2008


1 Universal Mind (When the Keyboard Broke) (2:21)
2 The Chicago Blues & Noodle Factory (7:03)
3 Fade Away or Keep Going? (5:03)
4 The Haunted Keyboard (9:34)
5 Close Enctounters of the Liquid Kind (15:13)
6 Ten Minute Warning (5:55)
7 That 'Ol Broke Down Keyboard Blues (6:34)
8 Liquid Anthrax (4:55)
9 That's All Folks! (2:12)



Jordan Rudessのキーボードがダウンし、Mike Portnoy、John Petrucci、Tony Levinの3人の即興をそのまま収録したライブ盤。
1でキーボードがダウンし、Mike Portnoyが
「このバンドの良い所はみんなジャムが出来るって事だ!例えば今みたいにキーボードの調子がおかしくなった時、オレたちはジャムることが出来るってわけさ。JordanがOKを出すまでオレたち3人で楽しむから!」と言ってジャムへ突入。
2では再びMike Portnoyが「Jordan、焦らなくて良いからな」と声をかけ、ジョインしそうで、出来ず、そのままジャムを続ける様子が聴ける。
John PetrucciとTony Levinのコンビが中々良い。最初の頃は、Tony LevinはJohn Petrucciに着いて行くのがしんどい、ってしきりに言っていた時があったけど、これだけ一緒にやる機会があると判るもんだね。
3分ぐらいした所でキーボードが入ってくるものの、どこか素っ頓狂な音が出て来る。
再び、Mike Portnoyが「Take your time, Jordan, We have so much fan. take your time. We can do this all night」「相当ヤバい状態みたいだぜ。今、ローランドと電話で話しているらしい。だから、このまま続けて良さそうだな。このバンドは元々ジャムをする為に作られたバンドだからな。だから、みんなが払った分は無駄にはさせないぜ」
4で、Tony Levinサウンドの壁にJohn Petrucciのちょっとサイケがかったサウンドからオールド・スクールな薫りを持つサウンドがマッチする(プレイは早いんだけどね)。
Mike Portnoyが「おい、誰かテープ回しているだろうな?間違いなくこれが次ぎのアルバムになるぜ」と。John PetrucciのクレージーサウンドにMike Portnoyが「Johnはスターバックスの飲み過ぎだよ」(カフェイン取り過ぎで、バカみたいにクレージーなプレイをしていると)。「Tonyはどうだい?」と見ると「Tonyがファンク・フィンガー着けてるぜ!Tonyにスペースをあげようぜ」と言って、5のTony Levinの独特のサウンドが出て来る。
門限とかはないよな、とMike Portnoyが声をかけると、あと10分、と言われ6へと。
メロディーが良い。
そして、7では2分ぐらいからJordan Rudessがギターを持ち、John Petrucciがベースに持ち変える(つまり諦めた、ってことかだな、きっと…)。
そして、8では今度はMike Portnoyがベースを持つ。曲名にある通り、ドラムにはAnthraxのCharlie Benanteが登場(同郷だものねぇ、と思ったけど、これ収録はシカゴだよねぇ?Mike Portnoyもunexpected guestって言っているし)。後半Zepの"How Many More Time"が炸裂。
最後に「Jordanによると、ローランドからの回答は”最悪"ってことらしい。悪いニュースはもうオレたちはこれ以上残りの曲を演奏するのは無理ってこと。良いニュースは、今、君たちは凄いショーを目の当たりにしたばかりだって事だ。」
その後、Jordanが「凄く興味深いショーになったよ。キーボードの問題はどのキーを押しても半音ずれてしまって。バックステージから直接日本に電話をかけて、みんながジャムをしている間、向こうではテーブルに座ってあーだ、こーだ、ってやっている最中なんだ。まぁ、キーボードは多分もうダメだろうね。ギターが弾けたのは楽しかったよ」



内容も全く飽きさせないショーで、結構楽しめるものになっていると思うな。