The Best of Bad Company Live...What You Hear is what You Get ('93)

70年代ブリティッシュ・ハードロック・バンドでFreeやBad Co.ほどライブ盤が出ないバンドも珍しいなぁ、と思うのは私だけ?
Freeはやっとこさ、BBC音源が出ました。
それの前はこれだけだものねぇ。

BBC音源って"Live in Concert"シリーズみたいなのなら、良いんだけど、ラジオで放送されたスタジオ・ライブ音源だと、どうもコジンマリとした演奏が多いと思うのは私だけ?
Creamの"BBC Sessions"も粒が小さいなぁ、って。



さて、今回の本題はこっち。
Bad Co.
日本名バドカン。
別に某米あんまり美味しくないビールの代表格の缶ではない。
そのバドカン、つい先日もMick Ralphsだかがライブ音源をAngel Airに放出したのがPaul Rodgersが回収を命じたとかで、市場が混乱する騒動があった。
(って、一体どこの市場だよ!)
私も洩れなく買いそびれた一人です。
チックショー(○×太夫バージョンでお願いします)
何で騒動が起きたかというと、結局、この頃のライブがオフィシャルでは出ていないんだよね?
だって、バドカンの最初のライブ盤がこれだもの。

Brian Howe; Lead Vocals
Mick Ralphs; Lead Guitar
Simon Kirke; Drums
Rick Wills; Bass Guitar
Dave "Bucket" Colwell; Rhythm Guitar


1 How about That (5:30)
2 Holy Water (4:27)
3 Rock 'N' Roll Fantasy (3:12)
4 If You Needed Somebody (5:13)
5 Here Comes Trouble (4:00)
6 Ready for Love (5:26)
7 Shooting Star (6:29)
8 No Smoke without a Fire (5:04)
9 Feel like Makin' Love (5:45)
10 Take This Town (5:15)
11 Movin' On (3:21)
12 Good Lovin' Gone Bad (3:49)
13 Fist Full of Blisters (1:01)
14 Can't Get Enough (4:36)
15 Bad Company (8:14)


ヴォーカルはPaul Rodgersではなく…
Brian Howe
みんな、正直になれ!
スルーしただろ?この時期のバドカン?
私は愛故に追いかけた。
でも、聴くたびにうなだれたのも事実。
Brian Howeが加入してからのバドカンのスタジオ盤、特に88年の"Dangerous Age"からはBrian HoweとプロデューサーのTerry Thomasが大きく関わり、それ以降オーヴァープロデュース気味で批難されることもしばしば。私もそう思った。これはバドカンじゃないって。
だがぁ、しかし!!!そう、だが、しかしなのですよ。
この"The Best of Bad Company Live...What You Hear is what You Get"を聴いて、ぶっ飛んだ。
何がって、オープニングはこの前に出たスタジオ盤"Here Comes Trouble"のオープニング・トラックで始まるんだけど、
これが格好良いです!
70年代のオールド・ナンバーは勿論の事、スタジオ盤ではオーヴァープロデュースだったBrian Howe時代の曲が凄い格好良いの。
本当はオープニング・トラックの"How about That"が無茶苦茶格好良かったんで、そっちが良いんだけど、ないから、これ。



こっちは最近のBrian Howeらしい。

因に"Ready for Love"はオリジナルはMott the Hoopleだからな!