Procol Harumの華

今、Theme's Parkにはさくらの写真が玄関にありますが、それ以前は、これでした。
これ。

これ、私のお気に入りのジャケの一つで。
大元はこれでございます。




中身はこれよりも個人的には1stソロとかの方が好きなんだけど、このジャケットの美しさは秀逸だと思う。



とりあえず、Procol Harumと言ったら、これ。

そう、私はこの映画を思い出します。
アラン・パーカー監督の「The Commitments」。
これ、映画が終わった後も出演者数人でツアーバンドを組んで実際にアメリカでツアーもした、ってぐらいの勢いを持った映画。
と思ったら、まだツアーしてやがるし。。。何なんだ、こいつら?
http://www.thecommitments.net/
さて、そんなThe Commitmentsのワンシーン。
場所は教会の中で、オルガン奏者とマネージャー君がワルノリをする。
確か最初はバッハの「目覚めよ、と呼ぶ声あり」が演奏されていたんじゃなかったっけ?
そこにマネージャー君が来て、歌い始める、って感じだったと。
どのパートから歌ってたっけ?頭から?
例の「one of sixteen vestal virgins」ってところで、神父さんがギロって睨むシーンがあったと思うんだけど。
そんなわけで、Procol Harumと言ったら、
Gary Brookerでもなく、ツイン・キーボードでもなく、オケとのライブでも、Grand Hotelでも、Robin Trowerのギターでもなく
The Commitments
でも、何で、この映画にこの曲がぴたりとハマッたか?それは重要だと思う。
R&Bやソウルを聴いてみたい、って思うなら、まずこの映画のサントラ2枚は好サンプルです。




最近も紙の再発があったんで入手はしやすいと思う。
私も滅多に紙は買わないんだけど…。ついこれは手が出てしまった…。
Procol Harumを欧州文化内のクラシック要素だけで語ろうとするとどうしても無理が出てしまう。
出てしまうけど、この"Grand Hotel"あたりは非常に欧州的ではある。
良くも悪くも、"A Whiter Shade of Pale"の印象が強烈すぎるのも酷な話である。
一体、どれだけカバーされているんだろう?
因みに「ヴォイス・オブ・ロック」ことGlenn Hughesが喉よ裂けろ、と言わんばかりのシャウトを聴かせるのはこちら。

ハァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
てな感じで素晴らしい喉を聴かせてくれる。暑苦しいけど。



そんなProcol Harumのカバーに果敢に挑戦したプログレ・プチ・スーパー・バンドがあった。
TransAtlantic

別称;地味なスーパーバンド。
ネームバリュー別に行ってみよう。
Mike Portnoy; ds (Dream Theater)
Pete Trewavas; b (Marillion)
Roine Stolt; g (The Flower Kings;いや、別に贔屓じゃなくて、一応70年代があるから)
Neal Morse; vo, key (当時Spock's Beard;LA界隈のセッションではたぶん、一番有名だったかも)
こんなラインナップである。Mike Portnoyのネームバリューをもってしても、ここ日本では完璧にスルーされたグループである。こんなラインナップでありつつも、しかも果敢に挑んだProcol Harumのカバーは何と!!!
In Held ('Twas) in I
いやいやいやいや。そんなん言われても誰も判らないし…ってな感じですよ。
マニアなMike Portnoyだって、ラジオで聴いた記憶はあるけど、Procol Harumだとは知らなかった、とかって言ってなかったか?まさかそれで、スルーになったとかって言わないよな???





何にせよ、名曲。こうやって、Jack Bruce入りのバージョンを探してくるのが私の性ってやつで。何でかなぁ。