Yesの和
Yes。
個人的にはプログレって何?と聞かれたら「こわれもの」や「危機」をサンプルに聞かせそうな気がする。
それだけ、Yesって、フォーマットとしてプログレを具現化したバンドなんじゃないか、と。
しかも、メンバーのキャラが際立っているので、腐女子にも人気だ。
そう、彼女たちは、元祖ロック腐女子だろ。間違いなく。
そんなYes。クラシカルな音に関しては言わずもがな。そのコンセプトの立て方やそれに沿った起承転結のある音楽性。ロックというフォーマットにクラシカルな音楽性を上手く投影したバンド。
それでいて、現時点での最新スタジオ盤である"Magnification"までオケとの共演をしていなかったってんだから。ある意味、そこに逃げなかったのは凄い。企画物でシンフォニックYesってのはありましたけどね。
そんなYes。では、本題であるR&B的要素ってのはあるんだろうか???
ある。多分。いや、よく知らないけど。
Yesがその産声を上げて現在まで、一貫して普遍的な要素が2つある。
1つは、Chris Squireの存在そのもの。音楽性、サウンド、そのほか諸々。
そして、もう1つが、ヴォーカル・ハーモニー。
1stの"Beyond and Before"からして既にこのヴォーカルハーモニーは確立されている。
Beatlesのカバー"Every Little Thing"が入っている事から明白なように、このヴォーカル・ハーモニー既にロック界ではBeatlesという先駆者がいた。
それでも、先のJohn Wettonが言うには、Yesを始めて見た時、シンガーとバックバンドという形態でなく、メンバー全員ステージで歌っているのが印象的だった、とも語っている。
そして、このアルバムには、もう1曲大切なカバーがある。The Byrdsの"I See You"(Fifth Dimension収録)。
"I See You"が見つからなかったので、こっち。
偶然の一致かどうかは知らないが…。
YesのコーラスはThe 5th Dimensionに強い影響を受けた、という話。
ちょっと邪魔者がいるけど、この名曲なんか、どうだろう?
まぁ、本命は、こっちです。
私はこの曲を聞くと、Yes流ゴスペルかな?っていつも思うんだよね。